クンツァイト Kunzite

— ９月誕生石

クンツァイトとは

クンツァイトは、スポジュメン（スポデューメン）という鉱物の一種で、特にピンク色のものを指します。
この石は、見る角度によって色が変わる多色性や、太陽光を浴びた後に暗い場所で光を放つ燐光性が特徴です。
クンツァイトのピンク色は、マンガンの影響で発色しており、その美しさは一目見ただけで心を奪われます。

クンツァイトの和名は「リチア輝石（りちあきせき）」です。
また、発見地とその美しい色合いから「カリフォルニアアイリス」という別名もあります。

クンツァイトの歴史

クンツァイトは1902年にカリフォルニア州で発見されました。
この石を発見したのは、ティファニーの宝石顧問であり鉱物学者のジョージ・フレデリック・クンツ博士で、彼の名前にちなんで「クンツァイト」と名付けられました。
比較的新しい宝石ですが、その美しさと特性からすぐに人気を博しました。

産地

クンツァイトの主な産地は、アフガニスタン、ナイジェリア、ブラジル、アメリカなどです。
アフガニスタン産のクンツァイトは透明度が高く、鮮やかな紫ピンクが特徴です。
一方、ナイジェリア産のものはミルキークンツァイトと呼ばれ、優しいミルキーな色合いが魅力です。

パワーストーン・クンツァイトの意味と効果

クンツァイトは「無償の愛」や「無限の愛」を象徴する石です。
この石は、持ち主に優しさと広い心を与え、感情を穏やかにし、心を癒す効果があります。
また、自己愛を高め、他者への愛情を深める手助けをしてくれます。
その柔らかく美しい色合いから、愛と癒しの象徴とされています。