ラピスラズリ Lapis lazuli
12月誕生石
「ラピスラズリ Lapis lazuli」は、深い青色が特徴の美しい天然石です。
その青色は、夜空に輝く星々を思わせるような神秘的な輝きを持っています。
ラピスラズリには、金色のパイライトが散りばめられていることがあり、その輝きがさらに石の魅力を引き立てます。
ラピスラズリは、主に以下の3つの成分から構成されています。
ラズライト(青金石): 深い青色を生み出す主要成分
方解石(カルサイト): 白い筋を作る鉱物
黄鉄鉱(パイライト): 金色の斑点を作り、石に独特の輝きを与える
名前の由来
「ラピス(lapis)」はラテン語で「石」を意味し、「ラズリ(lazuli)」はペルシャ語で「青」や「空」を意味する「lazhward(ラズワルド)」に由来します。ラピスラズリはまさに青色の石というわけです。
ラピスラズリの和名は「瑠璃(るり)」です。
古くから日本でも親しまれてきたこの石は、多くの詩や物語にも登場しています。
通名「ラピス」と呼ばれることもあります。
産地
ラピスラズリの主な産地はアフガニスタンです。
特にバダフシャーン地方で採れるラピスラズリは、最高品質とされています。
他にも、ロシアやチリ、アメリカなどでも産出されています。
ギルガメシュ叙事詩とラピス
ラピスラズリの歴史は古く、古代エジプトやメソポタミア文明でも神聖なパワーストーンとされてきました。
古代メソポタミアの最古の文学作品と言われる「ギルガメシュ叙事詩」には、ラピスラズリが登場します。
ギルガメシュは、王としての権威と富を象徴するラピスラズリの装飾が施された道具や宝物を持って、不死を求める旅に出ると書かれています。
ラピスの深い青色は、夜空や神秘的な力を象徴し、神々とのつながりを示すものとされていました。
ラピスラズリは真実と知恵を象徴する石ともされ、ギルガメシュ叙事詩の中でもその象徴的な意味が強調されています。
ラピスラズリの意味と効果
ラピスは霊的成長を促し、個人の才能や力を高めるといわれます。
保護作用があり、肉体・精神・霊性のレベルを調和させ、古より幸運のお守りとして大切にされてきました。
自分の人生に責任を持つよう、自己認識を促す為、ためらいや、妥協をすることなく、自己表現を促します。
抑圧された怒りなどによって、コミュケーションに問題が起こっている場合に、ラピスはこれらの問題を解消するよう、サポートをしてくれるのだとか。
ラピスは、真実を見極める力を高め、自己表現を促進すると言われています。
また、心の平穏をもたらし、ストレスを軽減する効果も期待されています。
どんな人におすすめ?
ラピスラズリは、自己表現を高めたい方や、心の平穏を求める方に特におすすめです。
また、真実を見極めたいと願う方や、知恵を深めたいと考える方にもぴったりの石です。