ガーネット Garnet

— 1月誕生石

1月誕生石ガーネットです。
ガーネット(Garnet)は、その豊かな赤色で広く知られる宝石であり、その名前の由来は、ラテン語「granatus」(種子)で、ザクロの種子に似た色と形から来ています。和名では「柘榴石(ざくろいし)」と呼ばれています。

ガーネットの硬度7〜7.5で、耐久性があり、日常使いのジュエリーに適しています。

ガーネットの色と種類

ガーネットにはさまざまな種類があり、それぞれが異なる色と特性を持っています。
例えばアルマンディンガーネットは深い赤色を帯びており、スペサルティンガーネットはオレンジ色や黄色が特徴です。また、ツァボライトは鮮やかな緑色をしています。

ガーネット多色性で、無色、黄色、褐食、赤、緑、黒などがあり、含有成分によって以下の様に分類されます。

アルマンディン(Almandine): 深紅色から紫がかった赤色が特徴です。このタイプのガーネットは、豊かな色合いと強い輝きが魅力です。
パイロープ(Pyrope): 明るい赤色から深紅色までの範囲で、このガーネットは「火のような赤」として知られています。名前もギリシャ語「火」を意味する「πῦρ(pyr)」に由来しています。
スペッサルティン(Spessartine): オレンジ色や黄色が特徴のガーネットで、鮮やかで暖かみのある色合いが魅力的です。
アンドラダイト(Andradite): 緑色や黒色が特徴です。中でも、デマントイドと呼ばれる緑色アンドラダイトは、特に高価で希少なものとされています。
グロッシュラー(Grossular): 緑色、黄色、または無色のガーネットで、特にツァボライトと呼ばれる鮮やかな緑色のものが有名です。
ウヴァロヴァイト(Uvarovite): 鮮やかな緑色が特徴で、希少性が高く、美しいエメラルドグリーンの輝きを持っています。

産地

ガーネットは世界中で採掘されており、産地によって色や品質に違いがあります。以下は主な産地とその特徴です。

ブラジル産
特徴: 鮮やかな赤色やピンク色が特徴。特にレッドアルマンディンガーネットが多いです。
品質: 高品質なものが多く宝飾品として非常に人気。

スリランカ産
特徴: 濃い赤色やオレンジ色が特徴。スペサルティンガーネットがよく見られます。
品質: 高品質で特に透明度が高いものが多いです。

マダガスカル産
特徴: 多様な色合いが特徴。アルマンディンやスペサルティン、デマントイドなどさまざまな種類が採れます。
品質: 品質も高く多様な色合いが楽しめます。

ケニアとタンザニア産
特徴: グリーンガーネット(ツァボライト)の産地。鮮やかな緑色が特徴です。
品質: 非常に高品質で希少価値が高い。

ロシア産
特徴: 美しい緑色のデマントイドガーネットが有名。輝きが強いです。
品質: 高品質で非常に高価なものもあります。

アメリカ産
特徴: パイロープガーネットが多く、深い赤色が特徴。
品質: 良質なものが多く、アクセサリーに使用されます。

ケフェウス座神話

ケフェウス座には柘榴石のようにあまりにも赤いため、ガーネットスターと名がついた恒星が含まれています。

ギリシャ神話でケフェウスは、エチオピアの王で、カッシオペアの夫でありアンドロメダの父とされます。

カッシオペイアが、自分の娘のアンドロメダは、海の精ネレイスたちより美しいと誇った為、これに怒ったネレイスたちの訴えにより、海神ポセイドンが怪物をつかって王国を荒らさせ、娘を生贄に出す羽目になりますが、最後はペルセウスに助けられ、事なきを得たとの伝承があります。

パワーストーン「ガーネット」の意味と効果

第1、2チャクラを活性化させ、回復させる天然石として知られるガーネット
健全な性エネルギーの流れをサポートするといわれ、若返りのパワーストーンとしても人気があります。

古では危険の接近を警告すると信じられており、お守りとして携帯されていたそうです。
他のクリスタルを浄化し、活性化させるパワーを持つとも言われており、浄化用の石としても活躍してくれそうですね。

ガーネットの石言葉:「健康」「真実」「友情」