クリソプレーズ

Chrysoprase

クリソプレーズとは

「クリソプレーズ Chrysoprase」は、その美しい緑色が特徴の天然石です。透明感があり、光にかざすとその美しさが一層引き立ちます。
クリソプレーズは、カルセドニーの一種で、その美しい緑色は酸化ニッケルによるものです。
色合いは、黄緑色からグリーンアップル色、萌黄色まで様々です。そのため、時には翡翠と間違えられることもあります。モース硬度で6.5から7と、日常的な使用に耐えうる強度を持っています。

名前の意味

クリソプレーズの名前は、ギリシャ語の「chrysos（黄金）」と「prason（ネギ）」に由来しています。
和名では「緑玉髄（りょくぎょくずい）」と呼ばれ、その名の通り、緑色の美しい玉髄です。

産地

クリソプレーズの主な産地はオーストラリア、ブラジル、アメリカなどです。
特にオーストラリア産のものは、その品質の高さで知られています。
産地によってその特性や色合いが異なります。それぞれの産地の特徴を見てみましょう。

オーストラリア産
オーストラリアは、特にクイーンズランド州や西オーストラリア州で高品質のクリソプレーズが採掘されます。オーストラリア産のクリソプレーズは、鮮やかなアップルグリーンの色合いが特徴で、透明感があり非常に美しいです。

ブラジル産
ブラジル産のクリソプレーズは、オーストラリア産に比べてやや濃い緑色をしていることが多いです。質感も異なり、よりミルキーな外観を持つことがあります。

ロシア産
ロシア産のクリソプレーズは、深い緑色が特徴で、非常に希少です。
質感も非常に滑らかで、高品質なものが多いです。

英国アン女王とクリソプレーズ

1702年～イングランド、スコットランド、アイルランドの女王として即位し、グレートブリテン王国の初代女王となった英国のアン女王は、クリソプレーズの美しさに魅了され、ジュエリーとして身に着けることを好みました。アン女王の時代には、クリソプレーズは高貴な石として広く認識されており、彼女の愛用によってさらにその価値が高まったとされています。

クリソプレーズの意味と効果

クリソプレーズは許しと思いやりを教えてくれる優しいパワーストーン。
自己中心的な態度を見つめ、新しい状況を積極的に受け入れる姿勢を促し、怒りの中で軽率な口をきくことのない様に、導いてくれるとされています。
また、インナーチャイルドの癒しに、サポートを与えてくれるパワーストーンです。
関係性に愛と調和をもたらせるとも言われています。