Himalayan quartz

ヒマラヤ水晶

ヒマラヤ水晶とは

古来より人はクリスタルを神聖なものとして、身に着けたり、シャーマニックな儀式などに用いてきた記録が世界中に残されています。人々は神聖なる石には大地や精霊の力が宿っていると信じていました。

ヒマラヤ山脈はサンスクリット語でヒマ・アラヤ「雪の在る所」という名の示す通り、半万年雪のよ様な状態で、ブータン、中国(チベット自治区)、インド、ネパール、パキスタンの5つの国を網羅する巨大な山脈です。

神々の住処ヒマラヤ

ヒマラヤは世界最高峰のエベレストを始め、8000M級の独立峰が14も鎮座する「世界の屋根」と呼ばれ、地球上で最も死と隣り合わせの標高の高い場所であり、それ故古より多くの聖者や探究者、登山家をも魅了し続けてきた大いなる山脈なのです。神話が数多く残る聖山ヒマラヤで生まれたヒマラヤ水晶は、特別なパワーと高い波動を内包したスペシャルなクリスタルであると信じられています。

ヒマラヤ水晶の採掘事情

ヒマラヤ山脈にはインドのパールバティー/マニカラン産、マニハール産をはじめネパールのガネーシュヒマール産、ガウリシャンカール産、パキスタンのギルギット産、スカルドゥ産など水晶の産地が数多く存在しますが、採掘には高所で険しい道のりである為、重機などが入れず、ブラジルなどのクリスタル主要産地では、採掘の為にダイナマイトで爆破して破片を集めるのですが、ヒマラヤ山地ではダイナマイトの使用が禁止されています。理由はご想像の通り。時には命懸けのマンパワーで、一つ一つ手掘り採掘されている、希少で貴重なクリスタルなのです。

神聖なパワーの宿るヒマラヤ水晶

神聖なる聖山ヒマラヤ山脈の懐に抱かれ、1年間にに数センチのスピードで成長していくヒマラヤ水晶は、聖なる水や、多彩なインクルージョンとエネルギーに彩られた、まさしく世界に一つの贈り物で有るのでしょう。

産地による特徴

ヒマラヤ水晶は産地によっても個性がはっきりと分かれているものもあり、ユニークです。
一般的に知られているクローライト(緑泥石)やルチルを含むもの、マイカ(雲母)と共生しているもの鉄分を多く含みピンクや黄色に変色したもの、ミスト(霧状のインクルージョン)やファントム(幾重にも重なる山形模様をなしたもの)や聖なる水を閉じ込めたもの。又クリスタルクリアーなものなど…その表情は多彩であります。活発な活動により、セルフヒールドやエレスチャル型、貫入型などのユニークな形状も発見されています。

産地によって以下の様な特徴があると知られています。

ガネーシュヒマール産:緑泥石(クローライト)入りが多い

カンチェンジュンガ産:氷のような透明度、純白

マカルー産:氷のような透明度、純白

ガウリシャンカール産:、透明度の高い良質のスモーキークォーツ

パキスタン産:多種多様な内包物、ファーデン水晶、両剣水晶

K2産(スカルドゥ産):エッジが強いポイント形状

サイパルヒマール産:真直ぐでファセット面も大きいポイント、ミルキー、ミスト

エベレスト産:比較的小ぶりなクラスター、小ぶりなダブルポイント

※上記以外の特徴を持った個体が発見されることあります。

これほどまでに種類の多いヒマラヤ水晶ですが、皆さまのお手元に届くまでには膨大な時間と労力がかかっております。ご縁のあるクリスタルと繋がれます様に♪